戦争の記憶記憶の戦争 : 韓国人のベトナム戦争

金賢娥 著 ; 安田敏朗 訳

朴正熙独裁政権のもと、韓国は1960年代半ばベトナム戦争に参戦する。韓国側の被害者だけでも死亡5千人、負傷1万人、枯葉剤後遺症被害者2万人以上を生む一方で、ベトナム特需による経済発展をもたらしもした戦争-それは記憶の風化とともに現代の韓国社会では、徹底して忘れられた戦争でもあった。そして1999年になりようやく、韓国軍による民間人虐殺という衝撃的な事実が明らかになる。本書は、ベトナム現地調査から始め、真実を記憶することをとおして、真の和解をもとめる韓国の市民団体の足跡をたどったものである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1章 想像の領土ベトナム
  • 2章 もうひとつの記憶
  • 3章 前線のない戦争、反共主義、イメージの恐怖
  • 4章 戦争の記憶、記憶の戦争
  • 5章 パズルあわせ
  • 6章 新しい出会い
  • 7章 生き残った者の悲しみ
  • 8章 参戦軍人、混沌と絶望
  • 9章 和解への遠い道のり
  • 10章 抵抗と再解釈
  • 11章 結び

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦争の記憶記憶の戦争 : 韓国人のベトナム戦争
著作者等 安田 敏朗
朴 南圭
金 賢娥
書名ヨミ センソウ ノ キオク キオク ノ センソウ : カンコクジン ノ ベトナム センソウ
出版元 三元社
刊行年月 2009.11
ページ数 375p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-88303-255-6
NCID BB00234443
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全国書誌番号
21768406
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言語 日本語
原文言語 韓国語
出版国 日本
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