四つの小さなパン切れ

マグダ・オランデール=ラフォン 著 ; 高橋啓 訳

16歳のとき、マグダはアウシュヴィッツ=ビルケナウに強制収容された。母と妹は到着するなりガス室で殺され、別れのまなざしを交わすことさえできなかった。家族でただ一人、そしてハンガリーのユダヤ人の中でも数少ない生き残りとなった著者は、長い沈黙ののちに、言葉を紡ぎはじめる。そして中高生にみずからの経験を語り伝える活動を始め、さらに数十年の時を経て、本書が生まれた。「わたしは偶然のほほえみに照らされた道を選んだ」。ここにあるのはナチスへの告発ではなく、恐怖と死の記憶を超えて、いかに人生を取り戻したかを静かに綴る、生についての記録だ。新たな世代のために勇気をもって語られた、貴重な証言。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 時のみちすじ(まなざし
  • 出発
  • ある一日
  • しらみ
  • パン ほか)
  • 闇から喜びへ(わたしの人生の意味
  • 最後のとき
  • ハンガリー
  • 危機
  • 直感 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 四つの小さなパン切れ
著作者等 Hollander-Lafon, Magda
高橋 啓
Hollander‐Lafon Magda
オランデール=ラフォン マグダ
書名ヨミ ヨッツ ノ チイサナ パンキレ
書名別名 QUATRE PETITS BOUTS DE PAIN
出版元 みすず書房
刊行年月 2013.5
ページ数 182p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-622-07751-0
NCID BB12541519
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全国書誌番号
22249896
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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