クコツキイの症例  上

リュドミラ・ウリツカヤ 著 ; 日下部陽介 訳

古くからの医師の家系に生まれ産婦人科医となったパーヴェル・クコツキイが結婚の相手に選んだのは疎開先の病院で手術をした患者のエレーナだった。エレーナを娘のターニャと共に家族としてむかえたパーヴェルは、堕胎が違法だったソ連で女性を救う中絶手術に賛成で、いつ逮捕されるか分からなかった。夫婦の関係は少しずつゆがんでいき、思春期に入ったターニャは冷徹な科学の世界に反発して家を出ていく…。恐怖政治といわれたスターリン時代を背景に、いくつもの傷をもつひとつの家族が人間の生と死の問題をつきつけられる。女性作家ではじめてロシア・ブッカー賞を受賞した話題の長編。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 クコツキイの症例
著作者等 Ulitskaia, Liudmila
Ulit︠s︡kai︠a︡, Li︠u︡dmila
日下部 陽介
ウリツカヤ リュドミラ
書名ヨミ クコツキイ ノ ショウレイ : アル イシ ノ カゾク ノ モノガタリ
書名別名 КАЗЄУС КУКОЦКОГО

ある医師の家族の物語
シリーズ名 群像社ライブラリー 30
巻冊次
出版元 群像社
刊行年月 2013.7
ページ数 329p
大きさ 17cm
ISBN 978-4-903619-42-2
NCID BB13033036
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22273624
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ロシア語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想