漱石のデザイン論 : 建築家を夢見た文豪からのメッセージ

川床優 著

東大本科進学目前の二十三歳の時、漱石は建築家になることを決心していた。しかし、その夢は、あっさりと友人に打ち砕かれてしまうのだが、建築、美術、デザインなど、日本文化への、厳しくも深い愛を、その後も漱石は持ち続けていた。「皮相上滑り」という言葉に代表されるように、文明開化を期に大きく変容した日本文化を危惧し、晩年、学生たちに向かって、お節介とも思われるほど、熱く語り続けた漱石…。『デザイン』という言葉がまだ日本にない時代、漱石の語った内容は、まさに『デザイン』そのものだった。長年、編集者として、デザインの最前線を見続けてきた著者が読み解く、漱石先生の『デザイン論』。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 建築家を志した漱石
  • 第2章 漱石のデザイン論
  • 第3章 模倣とオリジナリティー
  • 第4章 職業としての作家とデザイナー
  • 第5章 漱石の「還元的感化」論
  • 第6章 「自己本位」主義のすすめ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漱石のデザイン論 : 建築家を夢見た文豪からのメッセージ
著作者等 川床 優
書名ヨミ ソウセキ ノ デザインロン : ケンチクカ オ ユメミタ ブンゴウ カラ ノ メッセージ
出版元 六耀社
刊行年月 2012.12
ページ数 261p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-89737-730-8
NCID BB1124062X
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全国書誌番号
22180025
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言語 日本語
出版国 日本
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