戦国茶闘伝 : 天下を制したのは、名物茶道具だった

三宅孝太郎 著

すべては、信長の「名物狩り」から始まった!織田信長が「茶のご政道」を推し進めて以来、武将たちは「茶の湯」との闘いに明けくれることとなる。信長は、「名物狩り」で手に入れた茶道具を家来に恩賞として与え、家来たちは領地よりも、「名物」を貰うほうを望みだした。珍重する茶器を奪われたくないために茶器とともに自爆する者。焼失を憂えて、茶器を城外へ放出してから切腹して果てる者。また、茶の湯の魅力にとりつかれて身を滅ぼす者、などなど。戦国物語は、なにも血なまぐさい戦乱物語だけではなく、ほほえましくも、涙ぐましいまでの茶闘物語であった。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 名物茶道具は、こうして生まれた-佐々木道誉
  • 名物を狩り集めよ!-織田信長
  • 弟の命より『瓢箪』が惜しい-大友宗麟
  • 信長に盗られるくらいなら、いっそ…-松永久秀
  • 信長、もう一つの無念-荒木村重
  • 本能寺に仕掛けられたワナ-島井宗室
  • 地位や領国よりも、名物が欲しい-滝川一益
  • ニュー名物は、オレが創る-豊臣秀吉
  • 『楢柴』のためなら、一戦も辞さず-秋月種実
  • その橋、渡るべからず-山上宗二
  • たとえ、波濤を越ゆるとも-高山右近
  • われこそは、天下の「ひょうげ者」なり-古田織部
  • 人生は、耐えることと見つけたり-織田有楽斎
  • 茶坊主の魂、百まで-石田三成
  • うらみ晴らさで、おくものか-松平不昧

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦国茶闘伝 : 天下を制したのは、名物茶道具だった
著作者等 三宅 孝太郎
書名ヨミ センゴク チャトウデン : テンカ オ セイシタ ノワ メイブツ チャドウグ ダッタ
シリーズ名 新書y
出版元 洋泉社
刊行年月 2004.5
ページ数 215p
大きさ 18cm
ISBN 4896918177
NCID BA67470955
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全国書誌番号
20597721
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言語 日本語
出版国 日本
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