失意の歳月

ラルフ・イーザウ 著 ; 酒寄進一 訳

第四之書「暗黒の歳月」の最後で愛するレベッカを誘拐されたデービッドは、文字通り「失意」の歳月を過ごします。本書で描かれる時代は1939年から1946年までのおよそ6年間。前半はイギリス、後半は太平洋上と日本で、デービッドはこの時代を目撃することになります。マッカーサー元帥の顧問となったデービッドが1945年8月、ニッポン潜入するところは、手に汗にぎる展開となります。ヒロシマ、御前会議、「終戦の詔書」の録音、皇居内でのクーデター、戦艦ミズーリの艦上でおこなわれた降伏調印式、そして1946年の天皇人間宣言。そのすべてにデービッドは関わりを持つという設定です。この第五之書で語られた歳月は、デービッドの人生のターニングポイントであると同時に、20世紀のターニングポイントであります。いや、もしかしたら人類のターニングポイントなのかもしれません。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 失意の歳月
著作者等 Isau, Ralf
酒寄 進一
イーザウ ラルフ
書名ヨミ シツイ ノ サイゲツ
書名別名 Der Kreis der Dammerung. (teil.2)
シリーズ名 暁の円卓 5
出版元 長崎
刊行年月 2004.12
ページ数 206p
大きさ 22cm
ISBN 4860950496
NCID BA70507893
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全国書誌番号
20805065
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
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