乱世は新たな局面へ突入した!群雄の淘汰が始まり、真の実力者だけが頭角を表し始める。その中に一人、東北を制圧せんとする若き野心家がいた。伊達晶-勝利のためには手段を選ばない機会主義者。だが、彼の信念に汚れはなく、多くの人々を引きつける。間違いなく、天下に最も近い傑物の一人であった。その晶をも策略に引き込み、天下統一への足がかりにしようとする者もいる。名古屋のカリスマ、美しき女神、明倉景。両者の思惑が一致し、その標的が定められた。それは-。今、藤沢梓を巡り、乱世に大きな激動の渦が巻き起こらんとしていた。
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