西洋薬は、敵をピンポイントで攻撃する薬剤だ。高血圧に対して血圧を下げる、病原菌に対して菌の増殖を抑える…など。しかし、人間は色々な原因で、身体の働きが悪くなり、「弱った、足りない、落ちた、衰えた、冷える、疲れた」状況になる。そうした症状を訴えて受診しても、通常「仕事を休み、家で休養して栄養のあるものでも食べなさい」といって追い返されるのが関の山。こんなとき、漢方は「生きる力を引き上げる」「疲れを速効でとる」など漢方にしかできない得意技を発揮する。この領域は、漢方薬の独壇場だ。何かにつけ生きる力が落ちやすい、疲れた現代人に必須の薬剤=漢方のすすめ!
「BOOKデータベース」より