対話・建築の思考

坂本一成, 多木浩二 著

60年代末から90年代の現在に至るまで、坂本一成の歩みは他のどの建築家からも孤立し、また独自である。建築の造形的表現を可能な限り沈潜させ、しかもいわゆる自然派に陥ることがない。建築家が建築を考えるその見えない形が、「抽象化された普通の家」から浮上し、その思考は不可避的に一個の建築にとどまることなく、社会へと向かう。だが、この精緻な思考の建築的表われは、多木浩二の指摘がなければ、坂本自身にとってさえ存在しなかったといえるかも知れない。建築を思考することの意味を、容赦なく絶望と希望をもって描き出す、これは今までに語られることのなかった対話・建築の思考である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第一日 建築としての独立住宅
  • 第二日 都市と建築の政治学
  • 第三日 崩壊する共同体での集合住宅

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 対話・建築の思考
著作者等 坂本 一成
多木 浩二
書名ヨミ タイワ ケンチク ノ シコウ
シリーズ名 住まい学大系 74
出版元 住まいの図書館出版局
刊行年月 1996.4
ページ数 230, 16p
大きさ 18cm
ISBN 4795208743
NCID BN14322827
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全国書誌番号
96063364
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言語 日本語
出版国 日本
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