日本語とジャーナリズム

武田徹 著

学生時代から思考の元のところで、ずっと気になっていた日本語の構造とジャーナリズムの問題。日本語はジャーナリズムに適した言葉なのか?日本語の構造については、森有正、丸山真男、本多勝一、大宅壮一、清水幾太郎、佐野眞一、片岡義男など、多くの論者が挑んできた。明治期の新聞がどのように口語体になったか。言語学者、文法学者は日本語をどのように考えてきたのか。戦後、大本営発表のような報道を繰り返さないために、新聞はどのような文体を選んだか。何を伝えるかではなく、どのように伝えるか、日本語から考えるジャーナリズム論にして、日本文化論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 日本語は批評やジャーナリズムの道具となりえるか
  • 2 命題がたてられない-森有正の日本語論
  • 3 論理的なのか、非文法的なのか-本多勝一の日本語論
  • 4 「である」ことと「する」こと-佐野眞一、丸山真男、荻生徂徠
  • 5 国語とジャーナリズム
  • 6 無署名性言語システムの呪縛-玉木明のジャーナリズム言語論
  • 7 中立公正の理念とジャーナリズムの産業化-大宅壮一と清水幾太郎
  • 8 「うち」の外へ、日本語の外へ-片岡義男の日本語論

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本語とジャーナリズム
著作者等 武田 徹
書名ヨミ ニホンゴ ト ジャーナリズム
シリーズ名 犀の教室Liberal Arts Lab
出版元 晶文社
刊行年月 2016.11
ページ数 291p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-7949-6827-2
NCID BB22645259
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全国書誌番号
22824228
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言語 日本語
出版国 日本
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