何をやってもイケてない日々をやりすごすため、自分の体を痛めつける若者たち。彼らは今、何を探し求めているのか?自傷イヴェントの最前線、アーティストたちの自傷行為、家族や医者との関係をめぐる構図。「自分を愛せない人たち」との対話を続けてきた著者が、"自傷ラー"をとりまく環境と、知られざる生の声に迫った。「救済」なんて言葉は願い下げ。手あかのついた「常識」はクソくらえ。そんな目からウロコの真実が見えてくる、渾身のルポルタージュ。自傷依存症、目に見えない傷を抱えて漫然と暮らす自称「健常者」に贈る、新しい明日への第一歩。
「BOOKデータベース」より