圧倒的な経済力と軍事力を誇り、世界の警察を自任するアメリカ。だが果たして本当にそれに相応しい国だろうか。自国の意に添わない国を「ならず者」「テロリスト」呼ばわりし、発展途上国が貧しいのは「努力が足りないからだ」と斬り捨てる。あるいはアメリカは自由と民主主義の国だと言い張り、世界中どこでも「英語」は通じるものと信じて疑わない。いったいなぜアメリカは、アメリカ人は、あのような振る舞いをするのか。世界19カ国を巡り、環境危機地帯を実地に取材する旅の中で、自国の勘違いと非常識ぶりを痛感したアメリカ人ジャーナリストがつづる告発の書。
「BOOKデータベース」より