生と死が創るもの

柳澤桂子 著

病にたおれ、病床から生命科学の本を書き続けて十余年、著者はつねに、眼前に迫る死を見つめながら生と死の意味を問うてきた。いま、未来へ残すべき言葉を、これまであえて語らなかった心の奥底の思いを、あと一つ、あと一言と書きつづる-。一線の研究者であったころ、幼い娘にいのちの意味を教えられた「脳細胞の悲しみ」、飼い犬の死に看取りのあり方を考え直す「実生の椿」、患者を無力な存在におとしめてきた医療のあり方を問う「科学信仰の罪と罰」など、科学者ならではの透徹した視線と生命へのあたたかな眼差しに満ちたエッセイの数々。凛とした文章が冴える著者渾身の、そして最後の随想集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 生命の掟(脳細胞の悲しみ
  • 心臓 ほか)
  • 2 遺伝子の宇宙(地縁・血縁
  • 時間のかたち
  • ハツカネズミの一日 ほか)
  • 3 書くこと、生きること(本を書く
  • 鉛筆削り ほか)
  • 4 生と死が創るもの(死の作法
  • 実生の椿
  • 科学が踏みにじる死 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 生と死が創るもの
著作者等 柳沢 桂子
書名ヨミ セイ ト シ ガ ツクル モノ
出版元 草思社
刊行年月 1998.6
ページ数 204p
大きさ 20cm
ISBN 4794208227
NCID BA36233842
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全国書誌番号
99009175
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言語 日本語
出版国 日本
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