日本語のおかしみ : ユーモア文学の笑い

中村明 著

昭和初期から戦後間もない頃までの文学作品を軸に、作家たちの遺したユーモアの軌跡を、その発想と表現の種類ごとに整理して具体例で紹介、そのおかしみをじっくりと味わう。文体論・表現研究の第一人者による、日本語と笑いの用例集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 巴里の浅草 ことばを操る-アル中で乱暴・盗難成金・漢語の修辞にだまされる
  • 咽喉に縒りをかけて 用語ずらし-空想が清潔・猫は辞世も詠まず
  • 達筆を通り越して ほのめかすらし-広告の裏・まさか、あぶり出しじゃ
  • 眉秀で鼻に雨かからず 極端に誇張-昔はワイシャツ・神棚の上
  • 手から足がつく 違和感の活用-ピアノのある芸者屋・金ができると頭が禿げる
  • 合わない帳簿は買い換える 常識外れ-本のどこを読む?唇がふさがれる
  • 読ませるために隠す 対人操作-道が年々狭くなる・我々のズボンにこのハンカチ・夜の教会
  • 妻と知らずに美人に挨拶 失敗談-脳溢血はうつらない・地球が違う・頭が伸びる
  • 十国峠のシェークスピア とっぴな喩え-考え深い海坊主・アセチレンガスはおふくろの匂い・狭いながらも汚いわが家
  • 鼻毛が進軍する 枠をとっぱらう-餅の前身・地球が気を利かす〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本語のおかしみ : ユーモア文学の笑い
著作者等 中村 明
書名ヨミ ニホンゴ ノ オカシミ : ユーモア ブンガク ノ ワライ
出版元 青土社
刊行年月 2013.12
ページ数 229p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7917-6741-0
NCID BB14144702
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全国書誌番号
22335884
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言語 日本語
出版国 日本
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