近づくクリスマスに華やぐニューヨークで、残虐な連続レイプ殺人事件が発生。不可解なことに、被害者の顔には入念な化粧が施され、"わが真実の愛"という文字が体に記されていた。セキュリティカメラの記録から判明したのは、犯人がサンタクロースの扮装をし、プレゼントの配達人を装っていたこと。イヴにとって、レイプ事件は自らの辛い過去を想起させるものだった。被害者たちが味わった恐怖と苦痛をわがことのように感じつつ、彼女は犯人を追う。そんなイヴを理解し、その心を癒せるのはロークだけだった…。
「BOOKデータベース」より