永続敗戦論

白井聡 著

「永続敗戦」それは戦後日本のレジームの核心的本質であり、「敗戦の否認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによって「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米国に対しては盲従を続ける。敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続く-それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構造は明らかな破綻に瀕している。1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある。「侮辱のなかに生きる」ことを拒絶せよ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「戦後」の終わり(「私らは侮辱のなかに生きている」-ポスト三・一一の経験
  • 「戦後」の終わり
  • 永続敗戦)
  • 第2章 「戦後の終わり」を告げるもの-対外関係の諸問題(領土問題の本質
  • 北朝鮮問題に見る永続敗戦)
  • 第3章 戦後の「国体」としての永続敗戦(アメリカの影
  • 何が勝利してきたのか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 永続敗戦論
著作者等 白井 聡
書名ヨミ エイゾク ハイセンロン : センゴ ニホン ノ カクシン
書名別名 戦後日本の核心
シリーズ名 atプラス叢書 04
出版元 太田
刊行年月 2013.3
ページ数 221p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7783-1359-3
NCID BB12268963
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全国書誌番号
22355931
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言語 日本語
出版国 日本
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