黒澤明の十字架 : 戦争と円谷特撮と徴兵忌避

指田文夫 著

1949年の問題作『静かなる決闘』に黒澤明の贖罪意識を読みとった著者はその正体を突きとめるべく、戦中・戦後期の東宝の動き、当時の観客の反応や黒澤周辺の人たちの証言を丹念に調べていく。そこから浮かび上がったのは戦争と東宝を巡る意外な事実の数々、戦後の黒澤が作品に込めたメッセージ、そして歴史のヴェールに包まれた「航空教育資料製作所」の姿だった。黒澤映画に新たな視点から光を当て、戦後映画史の読み替えを迫る探究の書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 脳める三船敏郎
  • 『静かなる決闘』の謎
  • PCL入社まで
  • 戦争に行かなかった黒澤明
  • 召集延期の実態
  • 東宝の複合性
  • 日本映画各社の状況
  • 戦意高揚映画は見られていたのか
  • 軍需企業としての東宝-航空教育資料製作所秘話
  • 航空教育資料製作所の意義〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 黒澤明の十字架 : 戦争と円谷特撮と徴兵忌避
著作者等 指田 文夫
書名ヨミ クロサワ アキラ ノ ジュウジカ : センソウ ト ツブラヤ トクサツ ト チョウヘイ キヒ
出版元 現代企画室
刊行年月 2013.3
ページ数 212p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-7738-1304-3
NCID BB12441376
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全国書誌番号
22231028
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言語 日本語
出版国 日本
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