ことばの認知空間

山梨正明 著

認知言語学のアプローチでは、言葉は、主体から独立した自律的な記号系ではなく、世界とダイナミックに相互作用していく主体の一般的認知能力の反映としての開かれた記号系として理解される。本書では、認知言語学のアプローチから、日常言語のメカニズムとその背後に存在する人間の知のメカニズムの一面を考察していく。言葉の探究に際し、認知言語学が注目する一般的認知能力のなかには、焦点化、カテゴリー化、イメージ形成、イメージ・スキーマ形成、スキーマ変換、スキャニング、プロファイル・シフト、等にかかわる認知能力が含まれる。本書では、この種の能力を特徴づける多様な認知プロセスとの関連で、日常言語の多義性、意味変化、照応、省略、メトニミー、話題化、話題の転換、推論、等にかかわる言語現象の体系的な分析を試みる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 序章
  • 第2章 焦点連鎖と言語現象
  • 第3章 認知語用論とコミュニケーション
  • 第4章 照応現象と参照点モデル
  • 第5章 図・地の分化/反転とグラウンド化
  • 第6章 一般的展望

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ことばの認知空間
著作者等 山梨 正明
書名ヨミ コトバ ノ ニンチ クウカン
出版元 開拓社
刊行年月 2004.11
ページ数 204p
大きさ 21cm
ISBN 4758921202
NCID BA69556596
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全国書誌番号
20797652
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言語 日本語
出版国 日本
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