栗本薫 著
安西雄介は、すべての記憶をなくし、覚醒と混濁する意識の狭間にいた。奇妙な既視感を抱きながらいくつもの次元を転移してゆく雄介。太古の神州にスサの王という名の自我を見いだし、悟入直前のシッダールタの血肉となり、時空連続体を彷徨しながら、彼-雄介は、大いなる宇宙に紡がれた歴史の傍観者であり、自ら真理そのものであった…。壮大なるSF伝奇シリーズ、待望の第18弾。
「BOOKデータベース」より
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