檜原まり子 著
秋深まる十月、希巳は久爾彦と訪れた谷中で奇妙な老人に声をかけられる。彼の名は浅山多聞。少年愛で知られる彫刻家からのモデルの誘いに久爾彦はためらうが、ジョナサンも一緒にアトリエに行くことになった。ちょうどその日、浅山の元には「復讐」と記された禍々しい脅迫状が届くのだが…。浅山の友人・江戸川乱歩も絡み、事件は難解かつ危険な香りを放ちはじめる。そして、希巳にまつわる驚愕の真実もついに明らかに-!?コミックも楽しめるレトロモダン探偵ストーリー、瞠目の急展開。
「BOOKデータベース」より
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