落語の国の精神分析

藤山直樹 著

与太郎、若旦那、粗忽者…落語の国の主人公たちは、なぜこんなにも生き生きとして懐かしいのか?登場人物たちのキャラクターと病理の分析を軸に、古典落語の人間観と物語の力を解き明かす。ひとり語りのパフォーミングアート・落語が生み出す笑いと共感のダイナミズムに迫り、落語家の孤独を考える。観て、聴いて、演るほどまでに落語に魅せられてきた精神分析家による、渾身の落語評論。巻末には立川談春師匠との対談「落語の国の国境をこえて」を収録。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 孤独と分裂-落語家の仕事、分析家の仕事
  • 「死」と「死体」のあいだ-「らくだ」
  • 変わること、夢見ること-「芝浜」
  • 若旦那の悲喜劇-「よかちょろ」
  • 無私、江戸っ子、生き続けること-「文七元結」
  • 粗忽と乖離-「粗忽長屋」
  • 与太郎とは誰か
  • できごととしての「居残り」-律儀と放縦
  • 男はつらいのか-「明烏」若旦那の変容
  • 「生きている」ことと「死んでいる」こと-「寝床」〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 落語の国の精神分析
著作者等 藤山 直樹
書名ヨミ ラクゴ ノ クニ ノ セイシン ブンセキ
出版元 みすず書房
刊行年月 2012.11
ページ数 263p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-622-07704-6
NCID BB10762594
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22172582
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想