愛と憎しみのギリシア

ルーシー・モンロー 作 ; 八坂よしみ 訳

両親の葬儀が終わったあとも、レイチェルは墓地にたたずんでいた。義父の親族の、蔑むような視線がいまなお胸を締めつける。義父マサイアスは、欲深い妻によって破滅したも同然だった。そしてレイチェルは、その妻の娘なのだ。そのとき、セバスチャンの姿が目に飛び込んできた。親族の中で、彼だけがやさしくしてくれた。何年も前から、レイチェルはそんな彼に心を寄せるようになった。「心からお悔やみを申しあげるわ」レイチェルは思わず声をかけた。彼も、親しいマサイアスの死に打ちひしがれているように見えたからだ。だが、こちらに向けられたセバスチャンの冷たい目を見て息をのんだ。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 愛と憎しみのギリシア
著作者等 Monroe, Lucy
八坂 よしみ
モンロー ルーシー
書名ヨミ アイ ト ニクシミ ノ ギリシア
シリーズ名 ハーレクイン・ロマンス
出版元 ハーレクイン
刊行年月 2006.2
ページ数 156p
大きさ 17cm
ISBN 4596120943
全国書誌番号
20984427
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言語 日本語
出版国 日本
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