漱石と煎茶

小川後楽 著

『草枕』で、主人公の画工は茶を振る舞われる。「濃く甘く、湯加減に出た、重い露を、舌の先へ一しずく宛て(ずつ)落して味って見るのは閑人適意の韻事である」それは、茶の湯ではない文雅な煎茶。なぜここに煎茶が描かれるのか?それはどんな漱石を照らし出すのか?

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 『草枕』と煎茶(『草枕』を読みなおす
  • 『草枕』と煎茶
  • 小川可進の煎茶)
  • 2 「煎茶」精神の歴史(茶と文学-唐代「茶道三友」
  • 盧仝の煎茶精神
  • 王朝の伝習としての茶
  • 近世の煎茶精神-尊王と反体制)
  • 3 漱石の生涯、学問、思想(歴史と文学
  • 民を済う思想
  • 沸騰する脳漿
  • 熊本と煎茶
  • 狂気と探偵嫌い)
  • 4 『草枕』の思想(方法から、時代から
  • 『趣味の遺伝』の戦争
  • 『草枕』の思想)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漱石と煎茶
著作者等 小川 後楽
書名ヨミ ソウセキ ト センチャ
シリーズ名 草枕 823
平凡社新書 823
出版元 平凡社
刊行年月 2017.1
ページ数 229p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-582-85823-5
NCID BB22848573
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全国書誌番号
22844673
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言語 日本語
出版国 日本
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