方言は絶滅するのか : 自分のことばを失った日本人

真田信治 著

めっちゃ、まったり、しんどい…今や全国化した関西弁だが、一方で絶滅の危機に瀕した表現も数多い。本書では、沖縄、北陸、韓国などをフィールドに、現地語が日本語の共通語を取り込みながらいかに変容していったかを考察。地域の風土・文化というフィルターを通して、方言は形を変えていくものだ、と著者は指摘する。方言に固執するのではなく、地域性・個人の心性に適った「自分のことば」を身につける。ことばの豊かな感性を取り戻すための一冊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プロローグ 危機に瀕した方言
  • 第1章 消えることば、生まれることば(伝統方言の衰退
  • 方言と共通語の使い分け
  • 方言とアイデンティティ
  • 沖縄の方言のいま)
  • 第2章 方言はどのように変容するか-地域のフィルター(ことばの伝わり方
  • 翻訳装置としてのフィルター
  • フィルターの変質
  • 言語の接触をめぐって)
  • 第3章 方言をどうしていくか(新世代の方言研究
  • ことばの発達と方言
  • これからの敬意表現
  • 日本語教育のなかに方言を)
  • エピローグ 地域人の発想

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 方言は絶滅するのか : 自分のことばを失った日本人
著作者等 真田 信治
書名ヨミ ホウゲン ワ ゼツメツスルノカ : ジブン ノ コトバ オ ウシナッタ ニホンジン
シリーズ名 PHP新書
出版元 PHP研究所
刊行年月 2001.11
ページ数 212p
大きさ 18cm
ISBN 4569618960
NCID BA54430696
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20222273
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想