ほとんど毎日のように、自社の評判をめぐる戦いに直面する企業が続出している。その戦いに敗れれば、重大な代償を支払わされるおそれがある。この10年来、企業がさらされるようになった厳しい監視という「ニューノーマル」。会社の評判が本当に貴重な資産であるのなら、なぜそれを、予算に恵まれず経営判断に対する影響力ももたない広報部に一任するのか。安全性で批判を浴びたが見事に挽回したメルセデス、災害を機に普段の悪評を払拭したウォルマート。賢明な戦略と持続的なアプローチがあれば、危機に対処し、評判を立て直すことは可能だ。
「BOOKデータベース」より