不完全性定理 : 数学的体系のあゆみ

野崎昭弘 著

ゲーデルが25歳で出版した「不完全性定理」(1931)は、当時の数学界の巨匠ヒルベルトが提唱した「形式主義によって超数学を展開しようという計画」に対して、原理的な限界を示す衝撃的な証明だった。それは数学のみならず哲学・思想界にも、「人間の知性のある限界が示された」と大きな波紋をもたらした。ゲーデルはいったい何を明らかにし、どのような新しい道を示したのか。この記念碑的業績にいたる数学の歴史的な歩みをたどりながら、難解といわれるその結果の意味をていねいに解りやすく解説する。『ゲーデル、エッシャー、バッハ』の訳者ならではの、ユーモアをまじえたゲーデルへの超入門書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 ギリシャの奇跡
  • 第2章 体系とその進化
  • 第3章 集合論の光と陰
  • 第4章 証明の形式化
  • 第5章 超数学の誕生
  • 第6章 ゲーデル登場

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 不完全性定理 : 数学的体系のあゆみ
著作者等 野崎 昭弘
書名ヨミ フカンゼンセイ テイリ : スウガクテキ タイケイ ノ アユミ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2006.5
ページ数 295p
大きさ 15cm
ISBN 4480089888
NCID BA76735857
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全国書誌番号
21049295
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言語 日本語
出版国 日本
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