正義論の名著

中山元 著

西洋思想史上、「正義」について考えることは、「道徳」「倫理」「政治」などの問題とかかわりあいながら、つねにひとつの軸となってきた。「公正さとは何か」「正しさの基準はどこにあるのか」などなど、今日でも喫緊の課題として論じられるこれらについて、大思想家たちの「名著」は大きなヒントと刺激を与えてくれることだろう。プラトン、アリストテレスから、ホッブズ、ロック、ベンサム、ニーチェ、さらにはロールズ、デリダ、サンデル…。この一冊で主要な思想のエッセンスがわかる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 公共善と正義(ホメロス『オデュッセイアー』-ゼウスの正義
  • プラトン『国家』-正義は、国家や人間における調和である ほか)
  • 第2章 社会契約論と正義(ホッブズ『リヴァイアサン』-国家が正義を執行する
  • スピノザ『エチカ』-民主的な国家のうちで最高の自由と正義が実現する ほか)
  • 第3章 市民社会論(ヒューム『人性論』-人間はその本性からして社会を作り、正義を実現する
  • アダム・スミス『道徳感情論』-人間には正義を望む道徳的な感情がある ほか)
  • 第4章 現代の正義論(マルクス『ドイツ・イデオロギー』-イデオロギーとしての正義
  • ニーチェ『道徳の系譜学』-約束する人間の正義とルサンチマンの正義 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 正義論の名著
著作者等 中山 元
書名ヨミ セイギロン ノ メイチョ
シリーズ名 ちくま新書 907
出版元 筑摩書房
刊行年月 2011.6
ページ数 270p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06612-1
NCID BB05846571
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全国書誌番号
21959071
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言語 日本語
出版国 日本
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