赤坂憲雄 著
歌は世につれ、世は歌につれ-昭和という時代を映す鏡であった戦後歌謡曲は、つねに「北」のイメージとともにあった。はやり歌に歌われた、失われた故郷をもとめる者、さすらいの地を探す者たちは、なぜ東北の大地をめざしたのか。都会と地方の関係はいかに移り変わってきたのか。「東北学」を提唱する民俗学者が、名曲の数々の背景にある、北の近代がはらんで来た精神史をたどりつつ、昭和の日本人の心情の深層に迫る。
「BOOKデータベース」より
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