生命保険とは、加入者に万が一のことがあった場合に保険金が支払われるシステムである。生命保険会社が長期間にわたってこのシステムを健全に運営してゆくためには、確率論および金利に関する数理を基礎とする保険数学による理論的裏づけが不可欠である。本書は、複利計算の基礎から、生命保険の純保険料の算出、集合的リスクモデル、再保険に至る保険数学の全容をポイントをおさえて記述している。読者は、確率論的アプローチによる統一的視点で、実務の細部にとらわれず保険数理の理論を学ぶことができる。ドイツ語版、英語版、ロシア語版、中国語版等、世界各国語で出版され、世界中のアクチュアリーが本書で学んだ、生命保険数学の理論と演習、日本語版。
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