都立中高一貫校10校の真実

河合敦 著

2005年から始まった都立中高一貫校が人気の的だ。全10校の平均受検倍率は約7倍。そのメリットは、6年間の中で先取り学習が可能なため、後期課程を大学受験の準備に充てられること。しかも同じ中高一貫でも私立は最低500万円もの学費がかかるのに、都立は授業料もすべてタダ。私立と都立の"いいとこ取り"をしたのが、都立の一貫校なのだ。しかし高倍率にもかかわらず、入学時に「学力試験」がないという矛盾もある。実はこのシステムは「ゆとり教育」の副産物なのだ。本当に都立の中高一貫校は「お得」なのか。今春まで現場の歴史教師だった著者が、徹底検証する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 都立中高一貫校の構想(世にも奇妙な「学校群制度」
  • 都立高校の凋落 ほか)
  • 第2章 都立中高一貫校の誕生(はじめての中高一貫校・白鴎高校
  • 努力万能主義という幻想 ほか)
  • 第3章 10校の都立中高一貫校と九段中等教育学校(東京都初の中等教育学校の誕生-小石川中等教育学校
  • 小石川高校が計画した「日本一周洋上研修」 ほか)
  • 第4章 都立中高一貫校の現実とその矛盾(なぜ学力検査をしてはならないのか
  • 「特色ある検査方法の具体例」 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 都立中高一貫校10校の真実
著作者等 河合 敦
書名ヨミ トリツ チュウコウ イッカンコウ ジッコウ ノ シンジツ : ハクオウ リョウゴク コイシカワ オウシュウカン ムサシ タチカワ コクサイ フジ オオイズミ ミナミタマ ミタカ クリツ クダン
書名別名 白鷗/両国/小石川/桜修館/武蔵/立川国際/富士/大泉/南多摩/三鷹/区立九段
シリーズ名 幻冬舎新書 か-11-4
出版元 幻冬舎
刊行年月 2013.11
ページ数 219p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-344-98325-0
NCID BB14357408
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全国書誌番号
22443599
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言語 日本語
出版国 日本
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