七十歳死亡法案、可決

垣谷美雨 著

2020年、高齢者が国民の3割を超え、社会保障費は過去最高を更新。破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法」を強行採決する。2年後に施行を控え、宝田東洋子(55)は「やっと自由になれる」と喜びを感じながらも、自らの人生の残り時間に焦燥感を隠せずにいた。我侭放題の義母(84)の介護に追われた15年間、懸命に家族に尽くしてきた。なのに妻任せの能天気な夫(58)、働かない引きこもりの息子(29)、実家に寄りつかない娘(30)とみな勝手ばかり。「家族なんてろくなもんじゃない」、東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。すぐそこに迫る現実を生々しく描く。注目作家、渾身の書き下ろし小説。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 七十歳死亡法案、可決
著作者等 垣谷 美雨
書名ヨミ 70サイ シボウ ホウアン カケツ
出版元 幻冬舎
刊行年月 2012.1
ページ数 310p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-344-02125-9
NCID BB08590179
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22127135
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想