篠田節子 著
麻酔医の貴之は、妻と一緒に行ったコンサートで不思議な夢を見る。粛な悲しみをたたえながら演奏する女性の姿だった。夢のことが頭から離れず、彼女の手掛かりを求めるうちに、意外な事実を知る-(「ミストレス」)。ゲリラ活動を追っていた勝太郎は、十二年ぶりに日本へ戻る。音信不通にしていた妻のもとを訪れると、以前と変わらない態度で出迎えてくれた。だが、彼女には隠された秘密があった…(「宮木」)。見慣れた世界が反転する、女性の愛のさまざまな形を描いた短編集。
「BOOKデータベース」より
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ