松本清張 著
銀座にある「奥野画廊」に絵を持ち込んだ青年。売れるはずもない出来の絵だったが、なぜか、その絵に関心を持った画廊の主は、次々と青年の作品を買っていく…。美術界を舞台にした初期の作品である「青のある断層」のほか、著者自身の戦争体験をもとに作り上げた「赤いくじ」など、人間社会がかかえる闇と、人の持つ深き業に迫る名作、八編を収録した待望の第二巻。
「BOOKデータベース」より
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