高橋和島 著
伊勢の郷士の家に生まれた長坂小平太は、江戸へ出て広い世の中を見たいという思いがあり、商いの真似事をして金を貯めていた。父や兄はやんちゃな小平太を厄介者扱いしていたが、祖母や母、義姉の支えもあり、念願の江戸へ向かうことになった。旅の途中、小平太は、様々な人間と出会う。かつて商売を学んだ香具師たち、貧亡公家の娘、なかでも関東郡代の役人の命を助けたことが幸いした。そして、見知らぬ江戸で小平太は、関東郡代出役の見習いとして働き始めたが…。
「BOOKデータベース」より
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ