フロムは1980年に没したが,1970年ころからラジオ放送で一連の講演と対談を行なった。そこでは,フロムの思想が自由に,生き生きと,そして系統だてて平易に語られた。テーマとしてとりあげられたのは,現代社会の過剰と倦怠,ヒトラーの性格,攻撃の起源,家父長制社会の危機,夢という共通言語,日常生活への心理学の応用などである。このラジオ放送をもとにまとめられた本書は,驚くほど直接的に読者に語りかけている。さまざまな問題に対して示されたフロムの深い洞察は,<賢者の知恵>と呼ぶにふさわしいと同時に,現代に生きるすべての人への「最後のメッセージ」である。
「BOOKデータベース」より
フロムは1980年に没したが、1970年ころからラジオ放送で一連の講演と対談を行なった。そこでは、フロムの思想が自由に、生き生きと、そして系統だてて平易に語られた。テーマとしてとりあげられたのは、現代社会の過剰と倦怠、ヒトラーの性格、攻撃の起源、家父長制社会の危機、夢という共通言語、日常生活への心理学の応用などである。本書は、このラジオ放送をもとにまとめられたものである。
「BOOKデータベース」より