佐藤要人 監修 ; 藤原千恵子 編
江戸後期の旅行ブームは、参勤交代で馴致された街道機能の整備と、間欠的に起きる伊勢参宮の爆発的盛況によって生まれた。伊勢参宮へと民衆を誘導する伊勢の御師の江戸に於ける宣伝力は莫大で、伊勢講が膨張するにつれ、街道筋の定宿も種々サービスに努めてくれるし、宿泊料も標準であった。そうしたブームを決定的にしたのは、一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』である。本書では「浮世絵に見る江戸の旅人」を特集した。
「BOOKデータベース」より
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