日記文化から近代日本を問う

田中祐介 編

虚実が入り混じり、読み手の解釈によりさまざまな相貌を見せるうえに、書き手が想像しなかった意味をも見出すことができるテクスト、日記。本書は知られざる他者の手による無数の日記に向き合うことで、多数の新鮮な「問い」の磁場を発見し、分析していく。果たして人々は、日記をいかに書き、書かされ、書き遺してきたか-。歴史学、文学、メディア学、社会学、文化人類学等、多数のジャンルの研究者たちにより、近代日本の日記文化を、史料・モノ・行為の三点を軸に明らかにしていく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 総論 研究視座としての「日記文化」
  • 第1部 自己を綴ることの制度化
  • 第2部 史料としての可能性
  • 第3部 真実と虚構
  • 第4部 学校文化の中の「書くこと」
  • 第5部 「外地」で綴られた日本語の日記
  • 第6部 近代日本の日記文化を浮き彫りにし、相対化するために
  • 第7部 特別対談-「個人の記録を社会の遺産に」(島利栄子「女性の日記から学ぶ会」代表)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日記文化から近代日本を問う
著作者等 中村 江里
中野 綾子
堤 ひろゆき
大岡 響子
大野 ロベルト
宮田 奈奈
島 利栄子
川勝 麻里
康 潤伊
徳山 倫子
新藤 雄介
松薗 斉
柿本 真代
河内 聡子
田中 祐介
磯部 敦
西田 昌之
高 媛
書名ヨミ ニッキ ブンカ カラ キンダイ ニホン オ トウ : ヒトビト ワ イカニ カキ カカサレ カキノコシテ キタカ
書名別名 人々はいかに書き、書かされ、書き遺してきたか
出版元 笠間書院
刊行年月 2017.12
ページ数 564p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-305-70888-5
NCID BB25255545
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
23010301
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想