宣長はどのような日本を想像したか

裵寛紋 著

日本思想史上での宣長再評価に向けて。『古事記伝』は『古事記』の解釈を通して、宣長による新たな神話を成立させたテキストであった。つくり出された"古事記"はいかなる物語となったのか。『古事記伝』の読みが『古事記』と最も乖離している箇所「外国"とつくに"」に着目し。ひるがえって、自国日本に対して用いた語「皇国"みくに"」の意味を追究する。神について語る『古事記』を、人に適用して読もうとした『古事記伝』の本質が明らかになる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 『古事記伝』で「皇国」を問うこと
  • 第1章 『古事記伝』のつくった「外国」(「常世国」から拡大した「外国」の物語
  • 地球的世界における「外国」と「皇国」
  • 「皇国」の物語のためにつくられた「外国」)
  • 第2章 『古事記伝』における「カラ国」の克服(「韓国」の解決
  • 固有なる起源を求めて)
  • 第3章 『古事記伝』のつくった「皇国」(「事」としての世界
  • 世界の原典としての"古事記"
  • 「皇国」の選択)
  • 終章 宣長学の解明に向けて-「皇国」の物語の達成が導くもの

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 宣長はどのような日本を想像したか
著作者等 裵 寛紋
〓 寛紋
書名ヨミ ノリナガ ワ ドノヨウナ ニホン オ ソウゾウ シタカ : コジキデン ノ ミクニ
書名別名 『古事記伝』の「皇国」
シリーズ名 古事記伝
出版元 笠間書院
刊行年月 2017.6
ページ数 254,4p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-305-70834-2
NCID BB23867529
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全国書誌番号
22922995
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言語 日本語
出版国 日本
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