篠田真由美 著
「アンジェロ」-迷いこんだ路地でかけられた声は、確かに母のものだった。しかしその姿は一瞬にしておぞましい異形のものに変貌した…。メディチ家のもと、繁栄をほこるルネッサンス期のフィオレンツァ。しかしそれは幾人もの生贄を礎にして出来あがったものであった。消え去る子供。闇の底を徘徊する禍々しき「影」。異界とつながる「扉」と交わされた誓約が崩れそうになった時、少年アンジェロに秘められた運命の血が脈動をはじめる。聖と魔の交錯する伝奇ファンタジー、全面改稿のうえ、待望の刊行。
「BOOKデータベース」より
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