駿河城御前試合

南条 範夫【著】

巷説寛永御前試合は虚構である。事実は、秀忠の次子・駿河大納言忠長の御前で行われた十一番の真剣試合が、その下敷きとなっている。その日、駿河城内には腥風悽愴と荒び、戦国生き残りを賭ける武芸者たちは、だが、無骨さゆえの生きざまが宿痾となって、だれもが破滅の淵へと疾走し、血海に斃れていった。日暮れ、人去った城内は寂として声なく、人心の倦厭の気のみ残されていたという。時代巨篇。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 駿河城御前試合
著作者等 南条 範夫
書名ヨミ スルガジヨウゴゼンジアイ
シリーズ名 徳間文庫
出版元 徳間書店
刊行年月 1993.10.15
ページ数 510p
大きさ 15cm(A6)
ISBN 4198900116
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想