富樫倫太郎 著
杏奈が藤原道長の命で消されるのを避けようと、信郷はともに国府を逃れていた。木津川の渡しで出会った摂津の伝令の武者達から鬼道丸と渡辺綱が都へむかったことを知る。一方、安倍晴明は死者の谷へと米利玉須をたずねた。いまや、シヴァの仲間となった麗門と徐福への対抗上、手助けを求めてのことだ。シヴァは『聖なる槍』を持ち、刀伊軍を率いて都に攻め上り、大量の血を流した。その日『聖杯』からもとめどなく血が溢れた。シヴァはいまや『聖杯』を狙い、この世界の支配者にならんとしていた。
「BOOKデータベース」より
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