2015年9月19日英国の地で、日本代表は、日本のみならず世界のラグビー史に残る勝利をあげた。強豪南アフリカを接戦の末、制したのだ。あの試合最後のホイッスルが鳴るまでに、選手たちが過ごした時間は4年近く。それを率いたのは、稀代の勝負師、エディー・ジョーンズ。選手たちを徹底的に追い込み、人生最大の負荷をかけた。そこで生じた軋轢とこれまでにないパワー。その一部始終は、まさに奇なり-。W杯後の総力取材で明かされた、日本ラグビー史に刻まれるべき、指揮官とチームの壮絶な戦い。エディーはグッドボスだったのか、バッドボスだったのか-。
「BOOKデータベース」より