「核」論 : 鉄腕アトムと原発事故のあいだ

武田徹 著

唯一の被爆国でありながら、「豊かさ」への渇望ゆえに核の力を借りる選択をした日本。核の傘の下で平和憲法を制定する「ねじれ」からはじまったその戦後。推進/反対どちらにも寄らずに、原子力に関わったさまざまな人物や、社会の価値観を可視化する文化的現象を迫った「各」論の集積が、混迷する戦後日本の姿を浮き上がらせる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • はじめに-一九四六年のひなたぼっこ(ただし原子力的日光の中での)
  • 一九五四年論 水爆映画としてのゴジラ-中曾根康弘と原子力の黎明期
  • 一九五七年論 ウラン爺の伝説-科学と反科学の間で揺らぐ「信頼」
  • 一九六五年論 鉄腕アトムとオッペンハイマー-自分と自分でないものが出会う
  • 一九七〇年論 大阪万博-未来が輝かしかった頃
  • 一九七四年論 電源三法交付金-過疎と過密と原発と
  • 一九八〇年論 清水幾太郎の「転向」-講和、安保、核武装
  • 一九八六年論 高木仁三郎-科学の論理と運動の論理
  • 一九九九年論 JCO臨界事故-原子力的日光の及ばぬ先の孤独な死
  • 二〇〇二年論 ノイマンから遠く離れて

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「核」論 : 鉄腕アトムと原発事故のあいだ
著作者等 武田 徹
書名ヨミ カクロン : テツワン アトム ト ゲンパツ ジコ ノ アイダ
シリーズ名 中公文庫
出版元 中央公論新社
刊行年月 2006.2
ページ数 267p
大きさ 16cm
ISBN 4122046572
NCID BA75864173
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21003490
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想