中島丈博 著
「一スジ、二ヌケ、三ドウサ」。スジは脚本、ヌケは画面の美しさ、そしてドウサが役者の演技。脚本の出来が映画の死命を制すことをいった金言である。一〇〇〇本を超える膨大なシナリオを手がけ、実際にメガホンもとった著者が、波乱に富んだ来し方を詩情豊かに綴る。幼少期の京都、少年時代の高知、脚本家として怱忙の日々を送った東京。終戦から今日に至る、人びとの熱く苦渋に満ちた生き様と、業界の裏面史。
「BOOKデータベース」より
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