原洋之助 著
アメリカ主導のグローバリズムが冷戦後の世界を席巻している。この思想を体現するIMFは、経済危機に瀕した国々に緊縮財政や構造改革の実現を厳しく迫った。だが、アジアに対してこの処方箋は有効だったのか。19世紀以来の歴史をみても、ヨーロッパが押しつけた自由主義モデルは、アジアに必ずしもなじんでいない。アジア経済が本来もつダイナミズムを積極的に評価し、新たな地域経済システムのあり方を考える。
「BOOKデータベース」より
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