物語フィリピンの歴史 : 「盗まれた楽園」と抵抗の500年

鈴木静夫 著

時代を越えてフィリピン史に通底しているのは、民族抵抗の精神である。それがフィリピン人意識として浮上してこなかったのは、政治と教会がそれを押しつぶし、覆いかくしてきたからである。これまでのフィリピン史はこの精神の連続した存在に十分な評価を与えてこなかった。スペインの武装宣教船団来航後の長い植民地時代を通じて、西欧と闘い続けたアジア唯一の戦闘的民族の軌跡に、本書は肯定的な光を当てるものである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • フィリピンの歴史を遡上する
  • 盗まれた楽園
  • カトリック宣教と原住民
  • 全民族の抵抗運動へ
  • 中国系メスティーソの勃興と抵抗
  • フィリピン革命
  • アメリカのフィリピン占領
  • 「友愛的同化」の虚と実
  • 1930年代の民族主義の軌跡
  • 日本軍のフィリピン占領とエリートの"対日協力"〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 物語フィリピンの歴史 : 「盗まれた楽園」と抵抗の500年
著作者等 鈴木 静夫
書名ヨミ モノガタリ フィリピン ノ レキシ : ヌスマレタ ラクエン ト テイコウ ノ 500ネン
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1997.6
ページ数 318p
大きさ 18cm
ISBN 4121013670
NCID BA3109505X
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全国書誌番号
98016130
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言語 日本語
出版国 日本
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