戦後写真史ノート : 写真は何を表現してきたか

飯沢耕太郎 著

視覚的コミュニケーションの手段として、また記録、芸術表現の媒体として写真が広く浸透した今、改めて「写真とは何か」が問われている。リアリズム写真、主観主義写真、ドキュメンタリー-。戦前の豊かなモダニズム的表現に代って、戦後写真は何を、どう表現してきたのか。敗戦の日、太陽にレンズを向けた浜谷浩から、愛妻の死後、空を仰いでシャッターを押す荒木経惟まで、写真家という存在を中心に戦後日本写真の変遷を検証。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 戦後写真の出発(名取洋之助の"戦後"
  • リアリズムという問題
  • 主観主義の隘路)
  • 2 青空という裂け目-VIVOの世代(断絶と連続
  • 奈良原一高-「パーソナル・ドキュメント」の成立
  • 東松照明-生活者の視点
  • 川田喜久治-「地図」の手ざわり)
  • 3 "私"と"他者"へのまなざし(さびしさの思想化-東松照明の1965-75年
  • 『プロヴォーク』の疾走
  • "私"と"他者"へのまなざし
  • 編集される写真-『カメラ毎日』の60-70年代
  • 私・旅・フォークロア)
  • 4 「植物図鑑」以後の世界像(奇妙な空白-1970年代後半の写真
  • 「植物図鑑」以後の世界像
  • ドキュメンタリーの現在)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦後写真史ノート : 写真は何を表現してきたか
著作者等 飯沢 耕太郎
書名ヨミ センゴ シャシンシ ノート
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1993.1
ページ数 218p
大きさ 18cm
ISBN 4121011120
NCID BN08547276
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
93030319
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想