国際主義との格闘

後藤春美 著

近年再評価が進む国際連盟は、医療などの社会・人道的活動を通じて東アジアでも国際協調を模索した。しかしそうした活動は、日本やイギリスが築いていた帝国に基づく国際秩序と摩擦を生み、日本は満洲事変を経て連盟を脱退する。政治と切り離した活動を期待されたはずの連盟に対し、日本が反発を強めたのはなぜか。連盟を支えながら、最大の帝国であり続けたイギリスは何をめざしていたのか。各々の思惑が交錯するなか、東アジアで展開した国際主義の試みに、新たな光を当てる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 国際主義と帝国
  • 第1部 国際主義と日本の格闘(国際連盟の思惑と中国の引力
  • 満洲事変期の連盟、イギリス、日本
  • 日本の連盟脱退通告と天羽声明
  • 中国にとって連盟とは)
  • 第2部 国際主義と介入(日中戦争勃発後の連盟と中国
  • ビルマロードとイギリス帝国)
  • 第3部 戦後への継承と帝国の変容(国際連盟から国際連合へ-イギリスの演じるべき役割
  • 国際社会の要請とアヘン問題-桎梏としての帝国)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 国際主義との格闘
著作者等 後藤 春美
書名ヨミ コクサイ シュギ トノ カクトウ : ニホン コクサイ レンメイ イギリス テイコク
書名別名 日本、国際連盟、イギリス帝国
シリーズ名 中公叢書
出版元 中央公論新社
刊行年月 2016.5
ページ数 339p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-12-004854-8
NCID BB21366216
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全国書誌番号
22755974
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言語 日本語
出版国 日本
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