伊藤ていじ 著
治承四年、平家の南都焼打ちで、日本国の護国寺・東大寺は焼失した。この類い稀なる難にあたり、時に六十一歳の僧・重源はたつ。志の実現こそを最大目標とし、"悪"とも結ぶリアリストとして、以来二十五年、乱世をまたにかけた謎に満ちた男の生涯を自在に描いた渾身の作。
「BOOKデータベース」より
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