ライアン・デイヴィッド・ヤーン 著 ; 田口俊樹 訳
夜勤から戻ったキャットは、自宅のあるアパートメントの中庭で暴漢に襲われる。幾多の住人が犯行の模様を目撃しながら、誰も通報しない。彼らもそれぞれ、己の人生の岐路に立たされていたのだ-。"傍観者効果"という用語を定着させた現実の事件をベースに、人間の内なる闇と1960年代ニューヨークの病巣を鮮やかに抉り出す迫真の同時進行サスペンス。CWA賞最優秀新人賞受賞作。
「BOOKデータベース」より
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